バナナは便秘解消できる食べ物の定番？

バナナは、小さい子供からお年寄りまで、手軽に食べることができるおいしい果物ですよね。

「便秘解消のためにバナナがとても良い！」

ということは、みなさんも良くお聞きになることでしょう。

ところで、バナナって本当に便秘解消に効果的なのでしょうか？

結論から言えば、イエスです。

バナナを食べるということは、だれでも手軽にできる便秘解消法の一つと言えるでしょう。

では、なぜ、それほどまでにバナナは便秘に効果的だと言えるのでしょうか？

まず、バナナが便秘に効果的である理由の一つとして「食物繊維」が多く含まれることが挙げられます。

実は、カボチャや豆類と比べるとそれほど多いわけではないのですが、果物の中では食物繊維が多いほうに含まれます。

そしてもう一つ、バナナが便秘解消に役立つ大きな理由が「オリゴ糖」です。

バナナには、オリゴ糖が多く含まれており、「腸内の善玉菌」の働きを助けて腸内環境を整えてくれるのです。

そして、最後に重要なのが、バナナに含まれる「レジスタントスターチ」という成分です。

ちょっと聞きなれないかと思いますが、レジスタントスターチは、消化されにくい「でんぷん質」です。

これは、小腸で吸収されずに大腸まで届き、善玉菌によって「有機酸」に変換されます。

有機酸は、腸内を酸性にして悪玉菌の働きを抑え、善玉菌が増えやすい環境を作るのに役立つのです。

実は、この「レジスタントスターチ」の量は、バナナの熟度によって変化します。

もっとも多く含まれるのが、よく熟した茶色いバナナではなく、まだ青いバナナのほうなのです。

バナナは熟度によって効能が違い、青めのバナナが整腸作用、黄色いバナナは美肌、茶色いバナナは免疫を良くすると言われています。

そのまま食べても良し、ヨーグルトにまぜたり、ジュースやお菓子にもできるバナナ。

より賢く食べて、善玉菌の働きをより良くしましょう。