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便秘は腹痛が必ず起きるもの?
便秘になったら、みんな腹痛がおきるのではないの?
・・・と思っている方は多いでしょうが、実はそうとは限りません。
もちろん、いつも便秘と腹痛の繰り返しがツラいという方が多いのは、間違いありませんよ。
しかし、慢性的な便秘の方の中には、1週間も便が出なくても全然平気だし、ある意味「当たり前のこと」という方もよくいらっしゃいます。
つまり、便秘には腹痛を伴う場合とそうでない場合が、確実にあると言えるのです。
では、腹痛を伴う便秘とは、一体どういうものなのでしょうか?
ここでは、腹痛と便秘の関係性についてご説明します。
便秘が腹痛を伴うときは?
便秘が腹痛を伴うケースで、まずひとつ考えられることがあります。
それは、便やガスで腸が膨張し、他の臓器が圧迫されることによりおこる腹痛です。
お腹の中で便がたまり続けると、消化物が腐敗してガスが発生します。
発生したガスによってお腹が張るというのは容易に想像できるかと思いますが、それが酷くなると腹痛や吐き気を催すこともあるのです。
便秘による腹痛がガスで起きることについては、おならをすると症状が緩和されるのが証拠の一つと言えるでしょう。
また、便秘で腹痛が起きる場所は、下腹が多いです。
具体的には、下降結腸、S状結腸、直腸S状部というところに便が溜まりやすいです。
そして、それらのどこかに「ねじれ」が生じることで、便秘の時には必ず同じ場所が腹痛になったりもするのです。
便秘が腹痛を伴うときの対処法
便秘が腹痛を伴うときには、どのような対処法を取ればよいのでしょうか?
まずは、水分を多くとるようにして、水溶性食物繊維を多目にとるようにしましょう。
もちろん、吐き気がして食べられない時には無理をせず、お腹をあたためながら「のの字」をかくようにマッサージをして、お腹のガスをぬくのがおススメの方法です。
そして、下降結腸、S状結腸、直腸S状部がねじれて便が通れなくなることによる腹痛についてご説明します。
この腹痛は、非常に激しい痛みを伴うことがあり、冷や汗がでることもあります。
ちなみに、日本人でねじれた腸を持つ人は多く、特に女性に多いようです。
この「ねじれ」は運動不足によっても起きやすくなるので、便秘で腹痛を伴う場合は、適度に運動することも解決法の一つとなるでしょう。
特に、テニスやダンス、ゴルフなど、体を捻る運動は効果的と言えるでしょう。
しかし、便秘による腹痛があまりに激しい場合には、やはり病院で受診するようにしてください。
それと、これは最後の可能性ということになりますが、癌によって便が妨げられておこる腹痛です。
この場合には、便に血がまざる(黒い便が多い)というのが特徴です。
同じ便秘と腹痛が同時に起こる場合も、原因によって対処法が異なりますので注意しましょう。
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